以前、
ベビーパウダーに使われているタルクから
アスベストが検出されて社会問題になりましたが、
現在は厚生労働省から
タルク中のアスベスト含有率について
明確な基準が定められていますが
タルクの品質管理について 平成18年10月16日 薬食審査発第1016002号
タルクフリーのベビーパウダーも
発売されています。
この記事では、
タルクフリーのベビーパウダー【３選】と
ベビーパウダーのタルクに関しての
メーカーの見解、
ベビーパウダーを発売する
メーカー〈４社に〉問い合わせてわかった、
ベビーパウダーを使う際の
注意点についてまとめました。
目次
タルクフリーのベビーパウダー【３選】
ベビーパウダーを発売している
〈資生堂〉〈ピジョン〉〈ジョンソン〉〈和光堂〉の
４メーカー、１０商品の中
タルクフリーの商品は
下記の３商品です
ピジョン ベビーパウダー（ももの葉）
ピジョン 薬用ベビーパウダー（弱酸性）
和光堂 WAKODO シッカロールナチュラル
約7割のベビーパウダーには
主成分として
タルクが使われていて、
タルクを使ったベビーパウダーが
主流になっています。
タルクフリーのベビーパウダーには
主成分にコーンスターチが
使われています。
『化粧品成分ガイド』によると、
タルクとコーンスターチは
下記のような成分になります
タルク
【基原・組成・性状】滑石という柔らかい結晶性鉱物を元に、洗浄して粉末化したものです。主成分は、含水ケイ酸マグネシウムで、層状に割れやすく、薄い板状結晶になり、非常に滑りやすい性質を持っています。
【特性および配合目的】粉白粉、ファンデーションに肌への伸びや広がりを良くするために配合されています。ベビーパウダーやボディーパウダーにも多く配合されます。原石の産地や分タイの大きさにより、粉体の色や性質に特徴があり、それらを考慮して使用されています。
【用途】体質顔料
コーンスターチ
【基原・組成・性状】イネ科植物トウモロコシの種子の胚乳から得られたデンプンで、白色の文末または塊状です。種子は多面形で大きさの平均は16ミクロン程度です。
【特性および配合目的】感触の改良や肌への伸びを改良する目的で、フェイスパウダーやコンパクトパウダーなどにタルクなどと混ぜて使われています。最近ではパックやクリームを始めとするスキンケア製品にも配合されることがあります。
【用途】増粘剤
ベビーパウダーのタルクについて、各メーカーは？
ベビーパウダーに使われている
タルクの安全性について、
〈ピジョン〉と〈和光堂〉の２社は、
ホームページ上で
次のように公表しています。
ピジョン
ベビーパウダーに使用しているタルクについて（アスベスト混入報道に関連して）
ピジョンのベビーパウダーは安心してご使用いただけます。
当社のベビーパウダーに使用しているタルクは、原料段階において、厚生労働省で定められた方法に基づいた品質検査を実施し、アスベストが検出されていないことを確認しております。今後におきましても、お客様にご安心してご使用いただけるよう、商品の安全性には細心の注意を払ってまいりますので、引き続き商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
詳細のご説明
ピジョンのベビーパウダーシリーズ
1003857（07058）薬用ベビーパウダー ブルー缶
1003902（07054）薬用固形パウダー上記の商品にアスベストは検出されておりません。
※※なお、1003897（07064）および1003896（07066）薬用ベビーパウダー（弱酸性）、1018910ベビーパウダー（ももの葉）はタルクを使用しておりません。
ベビーパウダーにつきましては、原料のタルクにアスベストが不純物として微量混入していたとして１９８７年に社会問題となりました。
ピジョンベビーパウダーに使用しておりますタルクは、その当時におきましてもアスベストは検出されておりません。また、現在も当社ベビーパウダーは、原料段階において、厚生労働省から公表されております「天然鉱物中の石綿含有率の分析方法」（2006年8月28日付 基安化発第0828001号）、及び「タルクの品質管理について」（2006年10月16日付 薬食審査発第1016002号）に基づく品質検査を実施し、アスベストが検出されていないことを確認しております。
※ タルクは滑石（かっせき）とよばれる鉱物を粉砕加工して作られるものです。優れた白色度と滑らかな感触から、化粧品を始めとして製紙、食品添加物など身近な製品に広範囲に使用されています。
和光堂
シッカロールに配合されているタルクの安全性については？ （アスベストに関連して）
「シッカロール」シリーズは、使用している原料のタルクにつきまして、アスベストが検出されないことを確認しておりますので、安心してご使用いただけます。
ベビーパウダーの原料として使用されるタルクにつきましては、昭和62 年（1987 年）の厚生省の通達により、アスベストが検出されないことが義務付けられました。
現在は平成18年（2006 年）の厚生労働省の通達により、ベビーパウダーへの使用に限らず全てのタルクについて、同様の基準が設けられております。
「シッカロール」シリーズに使用しているタルクは、原料ロット毎に検査を行い、アスベストが検出されないことを確認しております。
尚、昭和62 年（1987年）7 月に、ベビーパウダーの原料に使用されているタルクの不純物としてアスベストが検出されたという報道がなされ社会問題となりましたが、弊社製品につきましては、当時の調査結果でもアスベストは検出されておりません。
弊社としましては、今後とも製品の安全性について万全の注意を払い、お客様に安心してご利用いただける製品の提供に努めてまいります。
メーカー４社に問い合わせてわかった、ベビーパウダーを使うときは、ここに注意
ベビーパウダーのメーカー４社に
電話で問い合わせたりして
いろいろ調べたんですが、
タルク以外にも
ベビーパウダーを使うときには
ここに注意した方がいいな
ってことがありました
- ベビーパウダーが飛び散って吸い込むことがないように、上半身に使う場合は固形のパウダーがおすすめ（ピジョン）
- ベビーパウダーは大人でも使えるが、「顔」につかうのはおすすめしない（資生堂、ジョンソン、和光堂の３社）
ベビーパウダーを使うときは、吸い込まないように注意
ベビーパウダーを使うときは、
誤って吸い込まないように
注意しましょう。
〈ピジョン〉は
上半身に使う場合は
固形のパウダーを使うことを
推奨しています
上半身には、パウダーの粉が飛び散って吸い込まないように、固形パウダーをおすすめします。
下半身には、粉末のパウダーを、軽くはたくようにしてつけてください。
いずれも、ご使用の前にお肌を清潔にしていただき、ただれや湿疹のあるところは避けてください。
〈ジョンソン〉では
ベビーパウダーの容器に
イラストつきで次のように記載しています
ベビーパウダー、大人でも使えるが、「顔」に使うのはおすすめしない
ベビーパウダーを発売している
〈資生堂〉〈ピジョン〉〈ジョンソン〉〈和光堂〉４社に
電話で問い合わせたところ、
全メーカーとも
「大人でも使えます」
とのことでしたが、
「顔」につかうことに対しては、
〈資生堂〉〈ジョンソン〉〈和光堂〉の３社は
「顔に使うのはおすすめしません」
とのことで、
理由については、
各メーカーで
多少ニュアンスの違いがあるかんじですが、
まとめると
ベビーパウダーは、
本来「赤ちゃん」の「体」の汗（水分）を
吸収する目的で作られていて、
大人が皮脂を吸収する目的等で
顔に使うのは
危険とかダメというわけではないが、
おすすめしない
ということでした。
〈ピジョン〉については
「顔にも使えます」
とのことでしたが、「顔に使う場合は、
粉を吸い込む心配が少ない、
固形のものをおすすめします」
とのことでした。
各メーカーの
くわしい回答については
こちらの記事にくわしく書きました
ベビーパウダーを大人が顔に使うと、
毛穴に詰まって
ニキビができやすくなるそうですし
やはり顔に使う場合は、
顔用に作られたフェイスパウダーを使うのが
ベストかな、と思います。
ベビーパウダーのように
色がつかないクリアなタイプで、
固形のフェイスパウダーなら
〈資生堂〉の、
スノーホワイトや
2021年2月に新発売の
ブライトニング スキンケアパウダー N
がいいかな、と思います。
ルースパウダーにはなりますが、
成分が優秀で、
肌に優しいフェイスパウダーでいうと、
エトヴォスの
ナイトミネラルファンデーションなどが
おすすめです
エトヴォス【公式】お試しセットエトヴォスは
お試しセットの中に入っていて
エトヴォス【公式】お試しセットこのお試しセット は
すごく内容が充実してて
おトクすぎなので要チェックです。
資生堂は、
資生堂の公式オンラインショップの
watashi+で買うと、
送料無料で、すぐに届くし、
ポイントもついて
サンプルがもらえます。
「ベビーパウダー、
顔に使うのはどうかな」
って思ってる人は、
こちらのフェイスパウダーも
あわせて検討してみてくださいね。
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